緩和ケアと仏壇探し。最後の夫婦喧嘩は釈然としない。 - さっさんのふんばる子育て記

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闘病記

緩和ケアと仏壇探し。最後の夫婦喧嘩は釈然としない。

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投稿日:

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2017年10月2日。

何だか空回りの多い日。

 

昨晩は今後の妻さやかのこと。

どう看取るか。
葬式やお墓はどうするか。

 

私の父と母。
さやかの父と母。

色々と会話をしました。

話しておかなければならないことだけど。

話してしまうと現実感が増してくる。

 

気持ちを込めると涙が出てくる。

やらなきゃいけない事は山積みだけど。

 

機械的にこなしていく。

強い意志で。悲しみを封印する。
感情を上手くコントロール、、いや現実逃避しなければなりませんでした。

 

この日は救世主だった私の父と母が朝一で盛岡に帰って行きました。

またすぐ会える。

生きていれば会えるから寂しくはない。

 

この日は主治医に肝動注の手術痕の抜糸をしてもらう予定の日でした。

が、急な用件が入ったらしく不在。

抜糸は出来ませんでした。

 

手術から12日目。

十分な期間は過ぎていましたが、傷痕はまだ生々しく、痛みも消えない。
お風呂は防水テープを貼る事で入れていました。

痛みもあるし、お風呂にも入れている。
まだ抜糸しなくても良いのでは?

と私は考えていましだか、予定通りにいかない事に対して、妻はご立腹でした。

 

予定が空いた事で思いついたのは、家の近くにある緩和ケア病棟がある病院の見学。

家からは車で5分ほど。
いざとなれば歩いていける距離にあるその病院は。

とても綺麗で、
立派な売店もある。

ここはいいかも。
さやかも満足そうにしていました。

 

相談員の方は不在で直接は話が出来なかったのですが、後から折り返しの電話がかかってきました。

今は満床ですぐには入れない。
奥様の状態から優先度は高い。
順番待ちとなるが、1か月以内程度が目安。

相談員の方の雰囲気も良く。
期待できました。

1か月後。。

まだ大丈夫!間に合う!
私はこの時はそう考えていました。

 

そして。

以前からさやかと見に行こうと話をしていた仏壇屋さん。

 

これまた近くに「お仏壇のはせがわ」があったので行ってみましたが、

臨時休業の張り紙。。

痛い空回りでしたが、近くにランチも出来る有名なおにぎり屋さんがあったので、さやかとランチをしました。

私はおにぎりもいいけど、酢飯がいいなーなんて思っていましたが、さやかは満足気で。

 

また来たいと言っていたから。

目標が出来ました。

 

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こんな内容。
書いてて何だかおかしい。

妻とデートをしているような感覚。

でも行き先は緩和ケア病棟と仏壇屋。。

 

私達は二人とも。
現実を逃避する事がとても上手になっていたののかもしれません。。

悲しい作業を平然とこなしていました。

夜はさやかと結構もめました。

これが最後の夫婦喧嘩だったかもしれません。

 

内容は、私はもっと育児に介入すべきだと、

私はいなくなるのに、貴方が2人を育てるという意識が足りな過ぎる、という意見でした。

 

怒られるとは思わなかった。

だって、さやかに付きっ切りで、
物理的に育児が出来ないから。

 

今は一時的に家にいるけど、
今までみたいにさやかが入院したら、なかなか家や幼稚園の状況は把握出来なくなる。

 

それでもさやかは納得しない。

私は今はそんなの無理だと言い張りました。

 

結果的には娘の面倒の中心はお義母さんで、次に来てくれた時に、その認識は共有しておこうという事になりました。

その結果はいいのですが、何だか釈然としなかった。私が足りていないのだろうか?

さやかが求め過ぎてるのだろうか。

分からない。。

 

その時はそう思いました。

この時の様子は妻の日記にも記されていました。

 

4ページに渡る長文。
怒りに満ちた殴り書き。

いつの間に書いてたんだろう。。

 

「理解してくれなくて、ただただ悲しかった。」

 

そう締めくくられていました。

 

夫婦喧嘩なんてほとんどしない仲でした。

 

慣れない夫婦喧嘩。

さやかが元気になれば再戦もあったかもしれないけど。。

 

喧嘩する気力もないくらい。

さやかは生きる力を失ってきていました。

 

あの時の続きがしたい。

 

もっとさやかの意見を真摯に受け止めて、気持ちを理解してあげたかった。

 

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