過去の追憶 15 手術。妻からの手紙。 - さっさんのふんばる子育て記

カテゴリーで絞り込む

スポンサーリンク

闘病記

過去の追憶 15 手術。妻からの手紙。

更新日:
投稿日:

14+

 

2016年11月24日

妻の手術の日がやってきた。

 

この日は東京都心に早朝から初雪が降り、そのまま降り止まず、54年ぶりに積雪となった日。

何だかレアな日に手術になるねー

これは手術絶対成功だ!

 

なんて。

この大雪がまるで縁起の良い事のように、妻と話をしていた記憶がある。

 

手術の前日。

 

この日、仕事は休みを貰っていた。

 

子供達の面倒を見てもらうため、お義母さんに家に来てもらった後に、妻の病室にお見舞いに行った。

 

ちゃんと会話して気持ちを通わせたかったから、談話室に移動した。この時は、個室から大部屋に移動していたので。

明日の手術の話をした。

 

不安じゃないか?

怖くないか?

 

「不安じゃないといえば嘘になるけど、もうここまで来たら覚悟が決まってる。痛いのは嫌だけどね。」

 

妻はこの時、手紙を書いていた。

私の両親に宛てた手紙だ。

 

妻は病気が分かった時、もちろん辛くて悲しい事だけど、それよりも男の子を産めて良かったと言っていた。

夫である私の家系に男の子がまだ生まれてなかったから。4人目でやっと産まれた男の子。

男の子を産む事が夢だったから、実現出来て本当に良かった。だから後悔は無い。

 

そんな想いを綴ってくれたものだ。

談話室で読ませてもらった。

 

涙が溢れた。

彼女の慎ましい性格が良く分かる手紙だった。

男の子が産まれて良かったけど、産んで終わりじゃない。母親は絶対に必要だから。

 

死なせない!

 

翌日。

お昼くらいから手術が始まった。

 

何時間の手術だったろう。

5時間?6時間?

病室でずっと待っていた。

 

する事もないから、病室の窓に打ち付ける雪の粒をずっと眺めて考え事をしていた記憶がある。

大丈夫。成功する。治る。

 

 

そして。。

手術は無事に成功した。

 

前の記事:
過去の追憶 14 術式説明
次の記事:
過去の追憶 16 手術後の妻に会う

14+

-闘病記

Copyright© さっさんのふんばる子育て記 , 2018 All Rights Reserved.